手帳まわりの文具たち 4月編

昨年から始めた「コモンプレイス手帳のつくりかた」を参考にした雑記手帳作りは、今もマイペースながら続いています。
この手のノートや手帳習慣は三日坊主で終わることが多く、大量の「途中まで使ったノート」を生み出してきた私にしては珍しく続いております。たぶん、「とりあえず何でも書ける」「どうせ自分しか見ないのだから、字がキレイじゃないとか気にしない」という気楽さが続いている理由かと。

続いている理由の一つとして、「ダサくなってもいいから楽しくやる」「マスキングテープもシールもスタンプも使いたいだけ使う」という、「自分が楽しければいいルール」を徹底しているのもあります。「どうせセンス良くて見栄えの良いノートなど作れないのだから、いっそ好き放題やった方がいい」と開き直ったともいう。

上で使用しているのはダイソーでうっかり買ってしまったマスキングテープ。
このマスキングテープというブツ、可愛かったりお洒落だったりお値段お手頃だったり(100均で買うことが多いので)でつい購入してしまうのですが、あまり使い道がないのが正直なところ。

「ノートの右ページの右端に字を書くのがすごく苦手」というところから、「だったらいっそ右端をマスキングテープで埋めてしまえばいいのでは」と思い立ち試してみたこの方法、書きやすくなって快適であると同時に、「買いためてしまったマスキングテープを消費する」のにも一役買っていて、雑記帳習慣が続いている理由の一つになっているかもしれません。

マスキングテープやシールがペタペタ、スタンプ(それも上手く押せていない)もペタペタ。
小学生が作ったノートか? という有り様でけっして見栄えは良くないのですが、ノートを作っている感覚が楽しいのに加え、後から読み直す時にも「あー、このマステ使いたかったんだな」とか、「隙間をシールで埋めようとしてサイズ感間違えたな」などという、書いた当時の自分の事情が垣間見え、カラフルで楽しかったりもします。

……まあ、このマスキングテープの厚みのせいで、ノートは「歴戦の戦士感」が漂ってきているわけですが。

これはこれで、使い込んでいる感が出てきてイイ味出しているといえなくもない。
無理にでもそう思い込みたいところです。
どこまでノートを使っているか見てすぐわかりますしね……。

ノート作りのために増えていく小物たち

雑記帳習慣が続いていることで、シールやマスキングテープが消費され、溜め込んでいた文具類が少し減った。

……はずなのですが、逆に「ノート作りを快適にするために」という名目で増えたものもあるわけでして。
まずはこちら。

キングジムノートのマスキングテープ収納ボックス。
白いシンプルな外見で、紙製ながら丈夫で使いやすいのが特徴。
中にマスキングテープを入れるとこんな感じ。

たっぷり入ります。

蓋を開いたときにマスキングテープが転がりでないように、手前にストッパーがあるのも使いやすい点。
マスキングテープの収納にはずっと頭を悩ませてきて、100均のマステ用収納グッズを使ったりもしていたのですが、数が増えてくるとそれでは間に合わない。かといってデスクに積み上げておくと邪魔な上にホコリがついたりもする。
ということでこちらを購入したのですが、「買ってよかったな」と思ったグッズの一つ。

100均マステより巻が大きいテープも収納できる、マステの幅を選ばない、蓋をして本棚に入れておけるなど、使いやすくて助かっています。

もう一つ、収納に困っていたのはこれ。

スタンプ。

以前はそれほどスタンプを使っていなかったんですが、セリアのこのシリーズ、レトロな感じが可愛くてつい手が伸びてしまう。
「まあ……100円だから」という例のアレ。100均の罠。

こうして数が増えると収納に困るわけで、適当な空き箱に入れたりもしていたんですが、コイツ、意外とかさばる。
頻繁に使うやつとスタンプパッドはトレーに入れてデスク脇に置いているんですが、とてもそれでは間に合わない。
どうしようかと悩んでいたところ、同じくセリアで見つけたのがコレ。

ワイドサイズのファイルケースと、そのファイルケース用の仕切りトレー。
スッキリまとまる上、母体がファイルケースなので、閉じてしまえば立てて本棚やワゴンに収納しやすい。
何より「ファイルケース+仕切りトレー✕2」で300円。

手帳に彩りを添えるために

 

更に先日、文具屋をフラフラと歩いていて見つけたのがこちら。

「ジョインドッツ」という三色一組になったマーカーで、名前の通り、小さいペンが連結して一本になり、特に「ドットを打てる」ことに特化した商品。

私が持っているのはグレイッシュトーンの三本セットのものですが、一本づつ(三色セット)でも売っている様子。今のところ、グレイッシュトーンとライトトーンの2シリーズ展開みたいです。

パッケージの説明からして、私が参考にさせていただいた「コモンプレイス手帳」のキーマークをつけるのに便利でしょ、というのが狙いのようですが、

このアタリは好みの問題ですが、私個人としてはキーマークにするにはちょっと小さいかなあ、という感じ。
とはいえ、ノートに打つ目印用のドットとしては丁度よいサイズだし、使える場面は多そう。
見た目が可愛いのも良し。

キレイなドットにするにはちょっとコツが必要な気もしますが(上の写真は右端の赤がちょっと失敗している)、慣れてしまえばちゃんとドットが打てそう。
私が購入した3本セットだと、3✕3で9色使えますから、キーを細かく分けたい人でも使いやすいセットかもしれません。
普通のスケジュール帳や学習用のノートでも活躍してくれそう。

これは凄く便利なのでは……。個人的な手帳作りお役立ちサイト

手帳に気になることを書き留める段階で、いつも凄くお世話になっているサイトもあって。

それがこちら、画像から写っている花の名前を探してくれるハナノナさん。

「人工知能花分類システム」と銘打たれている通り、スマホなどで撮影した画像をアップすると写っている植物が何か教えて入れるもの。
おそらく似たようなサイトやアプリは他にもあると思うのですが、操作が簡単、無料で使える、結果の表示もわかりやすいとあって、私はこちらを多様させていただいております。

買い物の途中で見かけた花をスマホで撮影し、後で「これ、よく見かけるけど何ていう名前の花なんだろう」と思ってですね。
「散歩の草花図鑑」とかで調べてみようとするんですけど、まあなかなか該当の植物を見つけられないわけなんですよ。
いや、この「散歩の草花図鑑」はこれはこれで凄く良い本なんですけど、全く手掛かりがない状態から探すのは結構難しい。


なので、このハナノナさんで名前を調べ、そこからネットやこの図鑑で詳細を読めば、「これ、見た目は可愛いけど増えちゃって大変なんだな」とか、「変な名前だけどこういう理由があるんだな」と花の特徴や名前の由来などがわかり、買い物や散歩の途中の楽しみが増えます。
結構な頻度で利用させていただいていますが、今のところ、名前が判明しなかった花はなかったです。

撮った写真をiNSPiCなどでプリントして貼っておけば、後から見返した時にも花の見た目と名前が一致してわかりやすい。季節の移り変わりも感じられるかもしれませんしね。

結局、楽しいから続いている

取り組み始めたばかりの頃には、「まあ、どうせ続かないだろう」と全く持って自分を信用していなかったんですが、予想に反して地味に続いています。ノートの残りページが少なくなり、「お、そろそろ新しいノートを用意しなくちゃな」なんてちょっと得意な気分になってみたり。

一日一ページタイプの手帳と違って「書いていない日」があっても気にならないこと、途中で中断しても好きなタイミングで再開できるという気持ちの余裕、それらが続いている理由だと思うのですが、一番はやはり

書くのが楽しい。

これが最大の理由だと思います。

「どうせ自分しか見ない」と開き直ったことで、「カッコイイ見た目にしなくちゃ」という妙なプレッシャーから開放されましたし、字もまあ、キレイならそれにこしたことはないにせよ、自分が読めればいいわけです。

好き勝手にシールやマステを貼ったことで隙間ができても気にならないし、「使わないのに買ってしまった……」という罪悪感も薄らぐ(そしてそのせいでまた増える)。

また、過去の自分の記録を読み直すのが意外と楽しくて、「この時はこういうことに興味があったんだな」「このメモ、他のノートでも書いたの見たけど、忘れていたんだな」とか、面白さと懐かしさが同時に楽しめます。

私は楽しさ重視でマステやシールが乱舞するノートになっていますが、単色でまとめれば見た目にもかっこよくなって見返すのが楽しいかと思いますし、あまり「この見本みたいに素敵なノートにしなくちゃ」と気負いすぎず、自分にあった方法で好きなノートを作るのがいいんじゃないかなあと思います。

 

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