トラベラーズノートのペンホルダーを自作しようと試みたが……

 

使いやすいように整理して、再び使い始めたトラベラーズノート
以前より使い勝手がよくなり、メモ帳としてもノートとしても第一線に戻ってきました。

それは良かったんだけど、頻繁に手に取るようになったらそれはそれで欲が出てくる。もう少しなにか手を加えてみても良いような?
気になるのはペンホルダー。
万年筆は筆箱に入れて持ち歩くことが多いので、あまりペンホルダーは使わない。
が、トラベラーズノートの横にペンが収まっている姿は格好良い気がする。

トラベラーズノートの公式でもペンホルダーは販売されていて、実は使ったこともある。
ただ、自分にはあまり合わなくてすぐに外してしまった。そのまま引き出しにいれておいて、現在、行方不明。よくあることだ。探している時には見つからない。そして他のものを探している時に出てくる。その探していた「他のもの」は見つからない。整理整頓が苦手なやつというのはそういうものだ。

あれを買い直してもいいんだけど、使いにくかったものをもう一度買うのもなあ、という気もする。
自分でなんとかできないだろうかと思い、考えてみた。

形状としては、トラベラーズノートのサイドに添えておける形が良い。表紙に引っ掛けるならペンサムでいいわけだし。
手帳本体には手を加えたくない。あまり難しい工作もしたくない。というより、できない。

しばらく考えて、思いついたのは「手帳に挟んでおける板状のものに、ペンホルダーをつければいいのでは?」ということ。
工作用紙かなにかを布でくるんで、その横に布製のペンホルダーを取り付けたらどうだろう?
これなら筆記でじゃまになるようなら外しておけるし、たぶん、それほど難しくない、気がする。

まあ、材料費もほとんどかからないし、ならばとりあえずやってみることだ。
ダメなら他の手を考えればいい。試作品のつもりで気楽にやろう。

ということで、簡単な図など描きつつどういう形にするかを決める。

・工作用紙をリフィルより少し小さいサイズに切る
・袋状の布にペンホルダー部分を取り付ける
・その布(袋)に工作用紙を入れる
・入れ口を縫い合わせる

以上。これぐらいなら私でもできそうだ。
袋にするより工作用紙に布を貼り付ける方がスッキリするのでは、とも思うが、ペンホルダーの接続部分の強度に不安が出そう。ここはミシンの練習も兼ねて、布袋式で試してみよう。

工作開始

まず材料を用意。

・工作用紙
・布
・両面テープ
・シール台紙

全部、家にあるもので済ませた。試作なのだし。
シール台紙は、板状ホルダー表面に貼り付けておけば付箋やシールを張っておけるのでは?と思ったので。

まず、工作用紙を適度な大きさに切る。
布状の袋に入れる予定なので、リフィルのサイズより少し小さめにした。

次に布をカット。
この作業が凄く苦手。ロータリーカッターのおかげで、今回はまっすぐ切れた。
布にはアイロンをかけ、オモリも使っているが、ハサミだとまずまっすぐに切れない。

で、ミシン。

ミシンも苦手なのだが、最近のミシンはお利口なので、私のようなミシン初心者が使ってもとりあえず縫うことぐらいはなんとかしてくれる。上手くできるかどうかは別として、縫えることは縫える。
私見だが、ミシンを使い慣れていない初心者こそ、性能が限定されたお安めのお手軽ミシンより、5万〜ぐらいのコンピューターミシンを試すべきだと思う。私がどれほど不器用で無理解でも、ミシンが利口なのである程度はなんとかしてくれる。糸のセットも楽だし、これは針に糸を通す器具もついている。その糸通し器が使いにくいと不評だし実際に使いにくいが、それでも自分で糸を通すよりはかなりマシ。使い慣れるとなんとかなってくる。

で、縫う。

うん……うん。

まあミシンが利口なので縫えることは縫えるんだけど、上手く縫えるかは別で、明らかに形が歪になっている。

そしてこれはミシンとは関係ないが、どう見てもペンホルダーのサイズを間違えている。大きすぎる。
これは「前に使ったことある公式のやつはペンホルダーがキツくてペンの出し入れが大変だった気がする。サファリかツイスビーを挟みたいし、少し大きめの方がいいかも」と考え、「どうせ私が縫うとサイズが縮む」と思い、サイズに余裕を見すぎたせい。こうした工作に不慣れなやつにありがちなミスである。

が、とりあえず。試作なので。
このまま行く。

シール台紙をホルダー本体より一回り小さいサイズにカットし、両面テープで表面に貼り付ける。
劇的にダサくなり、「やっぱ剥がそうかな……」と迷うも、付箋を貼ってみたら微妙に便利。なので、微妙な気分になりながらもそのまま使ってみることにする。

ダサッ。

い、いやまあ、これは試作だから。次はもっと綺麗に形よく縫えるかもしれないから。
なにもかも最初から上手くはできないかもしれないが、我々は失敗することはできるから。それでも経験値は少し入っている、たぶん。

というわけで、手帳にセットしてみる。
形の歪さを誤魔化すためにも、クラフトファイルのポケットに入れればいいかなって……

あ。

ホルダーが引っかかってポケットには入らない……。

……まあ、あれだよ。
欠点を隠して目をそむけていたのではいつまでたっても成長しない。
ここは堂々と全体を晒すべき。
クラフトファイルの後ろ、カードファイルの前、という位置に挟んで、

完成……いや、やはり明らかにペンホルダーが大きすぎる。
このままだと使えないが、まあ、後日、ココを縫って詰めて

こういう感じに修正するか、今回の反省点を踏まえて作り直すかしようと思う。
今回、作ってみて気づいた点、直した方が良さそうな点は

・ペンホルダーの幅が大きすぎる
・逆に、縦の長さはもう少しあってもいい
・中に入れる工作用紙が1枚だと頼りない。二枚張り合わせるとかした方が良さそう
・やはり袋に入れる式より、布を台紙に貼る方がいいかもしれない

うーん。
手帳のカバーに貼ったり挟んだりはあまりしたくないから台紙を使おう、と思ったんだけど。
これ、別にホルダー部分は自作する必要なくない……?
そこは既製品のホルダー部分がゴムのやつでよくないか……?
それなら無理にミシンに挑まなくても、布を貼るだけで済むのでは……?

なんなら、クリアファイルみたいなのに厚紙でもいれて張り合わせておけばそれで済むのでは……?

……。

あれ?
今日の作業、全くの無駄なのでは?

…………。

いや……まあ、ほら。
ミシンの練習にはなったから……。

 


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