涙と笑いを両方まとめて連れて来る

 

ネットでなんとなく見つけた記事。

貢がないオスはメスの「餌」 クモの世界の厳しい現実

詳しい内容は記事を読んでもらうとして、大雑把にまとめると、

・一部の蜘蛛は、求愛の時にオスがメスに昆虫などを網に包んで「贈り物」をする
・実験したところ、「贈り物」を持たずにメスに求愛したオスが、交尾中、ないし交尾後にメスに捕食される確率は、贈り物をしたオスの六倍
・場合によっては交尾前に食われる

まあ「私にプロポーズするというのに、指輪も持たずにきたの!?」と怒りをかったわけではなく、単に「プレゼント」があればメスはそちらを食べるのを優先するので、オスはその間に逃げられる、ということなんでしょうが。

この時点でも「蜘蛛も大変だな」と、おかしいような物悲しいような微妙な気持ちになる記事ではあるんですが、トドメをさしてくれるのは最後。

「ただし贈り物をすれば共食いされる危険を完全に排除できるとは限らない。プレゼントを贈ったのに、交尾の後に食べられてしまったオスも1匹いた。」
(上記記事より抜粋)

よほどメスの腹が空いていたのか、贈り物が小さくてあっという間に食べ終わって「前菜は終わったからメインディッシュをいただこうかしら」となったのか。オスの方に逃げられない事情があったのか。

詳細はわかりませんが、観察した280組で「プレゼント持参で、なおかつ捕食された」のはこの一匹だけだったのがどことなく涙を誘う。
そりゃあねえぜと言いたかっただろうな……。

 

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