先日、Logicool(ロジクール)のPOP KEYS K730を久しぶりに使って「あれ? これいいな?」ってなったわけですが、それに味を占めてキーボードを新調してしまいました。
POP KEYS K730が良かったならそれ使えよって話なんですが、そうはならないんだよ。あれが良かっただけに、このカタカタ……のキーボード、他のも試してみたいってなるのが物欲にまみれた人間の業。
やはりこの丸いキー、可愛いけど隣のキー触っちゃうな? とか。
テンキーは欲しいのだが? とか。
渦巻く欲望に背を押され、Amazonであれこれキーボードを見物。
これカッコいいけどソフトウェアがMac対応してないな。
日本語配列っぽいけどなんか微妙に違うしこれならむしろ素直に英語配列の方が使いやすいのでは?
スッゴイお洒落だけどテンキーなしか……いやでもいっそこれでも……
時刻合わせがMacでできるかどうかイマイチわからない……
無線オンリーか……有線にも対応していてほしいんだよな……
などなど、数日迷いに迷い、密林をさまよい歩いてついに決断。
RK ROYAL KLUDGE S98を購入することに。
理由は色々あるんですけど、動画でものすごく楽しそうに開封の儀を配信している方がいて、使用感やソフトウェア周りのことも丁寧にレポしてくださっていたので、判断しやすかったのが決め手です。
勝手にリンク貼っていいものかわからないのでリンクは張りませんけど、「RK ROYAL KLUDGE S98」でYouTube検索すればすぐ出てくるかと。日本語でこのキーボードの動画作っている人、それほど多くないので。
キー配列はUSだけど、これはまあ仕方ない。日本語配列だと選択肢が狭まるので、US配列でもいいやと思って探していました。
一応、WindowsとMac対応ではあるが、ソフトウェアはWindowsのみ。それで一度は候補から外したんですが、先の動画を見ていたら時刻合わせはキーボードのみで手動で設定可能とのこと。ならいいんじゃない?と思って購入に踏み切りました。
とにかく見た目が凄く好みなんですよねコレ。
届いたので早速開封!
Amazonで注文して、ソワソワしながら待つこと一日。翌日には到着。相変わらず早い。
私が購入したのはTactile Pale Green Switchの色はClay Greenの方。
購入時にはタイムセール中で12,700円台でした。
……うん。そう、うん。
別にキーボードに詳しいわけじゃないし、正直POPKEYSも見た目で飛びついて買ったのでね、アレなんだけど。
このナントカスイッチとか、青軸赤軸っていうやつが全く分からなくて。「え? 軸? どこの? 青軸っていうけどこのキーボード、青使ってる場所なくない?」って他のキーボードを見ていた時も思ってたんですよ。
で、流石に雰囲気で買うのもどうかと思ってグーグル先生にお願いしてあれこれ調べてようやく。
あ、なんか青が音大きくて、赤の方が静かで、茶はその中間ぐらい? なのね?
って理解したような気になっていたら、
Pale Green Switch
ってナニモノなんだよ。
これ、特にEPOMAKERのキーボードの説明を眺めていた時にも思ったんだけど、おそらくメーカーの独自のスイッチなんだろうけど、種類多すぎて何がなんだかわからないのだが?
しかし先程の動画の人がキーを叩いた時の音も収録してくれていたので、それを聞いて「まあこれぐらいの音の大きさならたぶん大丈夫かな」と思って決めたんですよね。本当にありがとう動画の人。凄く楽しそうにキーボードを紹介してくれるから、見ているこちらまで楽しくなって他のキーボードの動画も見た挙げ句にどれにするか余計に迷ったりもしたけれどありがとう。この動画がなければ購入には踏み切れなかったと思う。
そして購入して届いたのがこちら。
もう箱の時点でテンション上がる。
蓋をあけてみると、
綺麗に行儀よく収まり、梱包のビニールを通して薄っすらと見えるその御姿。すだれの向こうの姫君を盗み見る平安貴族はこんな気持だったんですかね……
付属品はこんな感じ。
有線接続のためのケーブル、キーを交換するための……これなんていう道具なんですかね。
それと予備のスイッチが四つ、あとこの……これなんだろう? サクマのいちごみるくみたいな形の……ルーローの三角形? みたいな形の何か……。これあれかな、矢印キーのところに装着せよということなのかな。こんなあやふやな開封報告記事あまりみないな。
説明書は日本語なし。これは先の動画でわかっていたのでいいとして。いや英語わからないからよくはないけど、いいことにして。
技適マークは見当たらず。まあそうだよね。これね、まあ仕方ないよなと思うんですよUS配列キーボードだし。日本の市場はまあ全体からみたらオマケなんでしょうしね。有線接続できるわけだから、まあいいやと思うんですよコイツに関しては。
しかし日本語キーボードにしたら取得してよ技適。ほぼほぼ日本向けでしょうそれ。
そこいくとAJAZZ(ATTACKSHARK?)のK86いいよな……。あれ英語配列だけど技適取得済みたいだし。最後までどちらにするか迷ったんだよな……。Amazonでベーシュとして紹介されているカラーのキーが、ネイビーなのか青緑なのか良く分からなくて踏み切れなかったんだ。いやどちらでも良い配色ではあるんだけども。テンキーなしだけど、テンキーなど飾りでは?と思わせるぐらい良さそうだった……。
とにかく開封して一通り眺めて、ケーブルで接続。
いきなり光ってる。
私、実は光るタイプのキーボード使うの始めてなので、ちょっと驚きました……。
無線接続用のレシーバーはサイドに収納可能。いいですね。
とりあえず使う予定はないんですが、これなくしちゃいそうで困るので。
接続周りはこんな感じ。
接続した時点でMacだと「このキーボード、配列どうなの?」みたいに聞かれるので、そのへんの設定をして続行。右上のモニタに表示される時計は、接続しただけで自動で合わせてくれるわけではないので、Macだと手動で設定する必要あり。Windowsだと専用ソフトウェアで接続できるらしいです。
Macで設定する時は、ノブを長押し。あらかじめ教えておいてくれてありがとう動画の人。あの動画がなかったら私の時計は狂ったままだったかもしれない。それ以前にまだAmazonで彷徨っていたかもしれないが。
数字の増減もノブで調整です。
このモニタとノブでWindowsとMacのモード切り替え、バックライトのパターンの変更なども可能。バックライトのパターンは専用ソフト使うと細かく変更できるようですが、そこまでの拘りはないのでこれで十分。というか、普段は消している。
バッテリーの容量が表示されるのは便利ですね。
このノブで音量調節も可能。
便利。
これは特にソフトで設定する必要ないので、Macでもここで音量調節可能です。
一通り設定を終えて、キーを叩いて感触を確認。
凄く良い。
動画で音は確認していたんですが、キーボードにそこまで拘りあるわけじゃないし幾つも持っているわけでもないし、その時点ではあまりよくわからなかったんですよ。
が、実際に使ってみたら凄く良い。
音も感触もメチャクチャ気持ちいい。
あの動画の人のテンションが上りまくっていた気持ちがわかる。「コトコト系」っておっしゃっていたのもわかる。POPKEYはどちらかというとカタカタカタって音であれはあれで凄くいいんですけど、こちらはそれに比べると「コトコトコト……」という感じ。大きさはどうだろう、こちらの方がやや静かかな。とはいえ、職場では使えない音だと思いますが。
とにかくこのコトコトが心地よくて、しばらくの間、無駄にキーを叩いて感触と音を楽しんでいました。
凄く久しぶり、何年ぶりどころか十年は触っていなかっただろう英語配列なんですが、さほど違和感は感じませんでした。
一番気になったのはENTER。
日本語配列だと縦長なのが、英語配列だと横長。これはかなり戸惑うところ。しばらく遊んでいるうちにだいぶ慣れてはきましたが、これだけは縦長の方が押しやすい気がする。やはり慣れなんだろうか。
後は日本語と英語の切り替えですか。
もしやワンチャン、QMK/VIAいけるのでは?と思ったけど駄目でした。だよね。
なので僕らの友達、「⌘英かな」を導入です。
こちらは⌘キー(このキーボードの場合、altキー)単押しで日本語入力と英語入力を切り替えてくれるアプリです。同じようなことをやってくれるアプリは他にもあるんですが、こちらは機能が限られている分、凄く簡単に使えるのが良いところ。私のようにコードって言われただけで目が遠くなるヤツでも使えるありがたいアプリです。
これで「最初にやっておいた方が楽なこと」はだいたい終わったと思うので、後はひたすら遊んで慣れるだけ!
うーん、満足!
RK ROYAL KLUDGE S98の特徴
もう既にかなり満足してしまっていて、「ああ、いい買い物したな……」という充実感でいっぱいなんですが、RK ROYAL KLUDGE S98の特徴についても少し。開封して少し使ってみた時点での、あくまで個人的な感想です。
テンキーありの96キータイプ。文字キーとテンキーの間のキーを一部省略して、ややコンパクトにしたレイアウトですね。
Mac標準のMagic Keyboard(日本語配列、テンキー付き)と比べると、
ちょっとだけ横幅が短く、逆に縦方向はこちらの方が大きい。メカニカルなので、当然、厚みと重さはこちらがドカンです。
接続方法は有線、Bluetooth、付属のレシーバーを使う3タイプ。
ホットスワップ可能。
対応OSはWindows/Macについては商品ページで記載あり。ただしMacは専用ソフトウェアが非対応。
少し使ってみた時点での、良いと思ったところ、イマイチなところを上げてみます。
RK ROYAL KLUDGE S98の良いところ
1:手動で時刻設定可能
2:右上ノブでボリューム調整ができる
3:心地よい打鍵音と感触
1:手動で時刻設定可能
専用ソフトが使えないMacユーザーにとっては重要なポイント。これがソフトオンリーだと、これから先、ずっと狂った時刻表示と付き合っていかなくてはならない。それぐらいなら時刻を表示してくれない方がマシである。
設定自体も簡単で、特に説明書が読めなくても長押しで時刻設定に入るのがわかっていれば、後は勘でなんとかなる。ありがとう動画の人。
この小さなモニタとノブでバックライトの設定などもある程度はできるのも魅力。ずっと光っていたらどうしようと悩んでいたので助かった。
2:右上ノブでボリューム調整ができる
これが思っていたよりもかなり便利。
私は作業中に音楽を聞いていることが多いんですが、キーボード上でくるっとノブを捻るだけで音量ボリュームを調整できるのは楽でいい。モニタにボリュームが表示されるのも良いところ。
3:心地よい打鍵音と感触
これはもう完全に個人の好みだけど、ずっとキーボードを叩いていたくなる音と感触。
私としては、何よりもこの見た目。これが凄く好み。配色、レイアウト、もう完璧。
そして小さいモニタと金属のノブ。実用性がどうとか以前に、もうコイツがついているのがカッコいい。何かメカっぽい。モニタが横長なのも最高です。
RK ROYAL KLUDGE S98のイマイチなところ
1:Macだと専用ソフトウェアが使えない
2:説明書は日本語非対応
3:技適マークは見当たらない
1:Macだと専用ソフトウェアが使えない
上でも何度か触れているけれど、Macだと専用のソフトウェアは用意されていない。
それでも時刻設定や簡易のバックライト設定はできるので、私はあまり気にならないところなんだけど、バックライトのパターンに拘りたい人には惜しい点かと。あとたぶん、GIFの表示などもソフトウェア経由だと思うので、あのモニタに自分のお気に入りの画像を表示させたいMacユーザーはご注意を。
それとこれは仕方ないなとも思うんですが、Mac用のキーキャップなんかも用意されていません。⌘とかオプションのキーはWindows仕様のまま。
このタイプのキーボードを使う人の層を考えると仕方ないところなんでしょうが、せっかくキーキャップを付け替えられるんだし、どうせならMac用があればなあと残念なところ。私は勘でキーボード使っているんで、「ん? ⌘どっちだっけ?」ってなりがち。
なんかQMK/VIA対応版のS98Proが出るみたいな記事も見かけた気がするので、気になる人はそちらを調べてみるのも良いかと思います。
2:説明書は日本語非対応
見出しそのまま。説明書に日本語バージョンはありません。
まあなくてもなんとかなるんですが、あればあった方が嬉しかった。
3:技適マークは見当たらない
まあ「ダヨネ」って感じではありますが。これ取得してくれているだけで、日本のユーザーはだいぶ買いやすくなると思うんですよね。
現時点では大満足の使い心地
まあ目立った不満はいまのところ見当たらないといっても良いぐらい。
とにかく使い心地が良いしカッコいいしで、かなり大満足。購入まではけっこう迷って悩んでいたんですが、こうして使っている今は買って良かったと後悔なしの素敵なキーボード。
モノが届いて開封して、まず見た目に感動。
で、あれこれ設定したり機能を試したりで遊びまくって、キーの感触でまた感動して、もうずっと無意味にコトコトコトコト叩きまくり、テンション上がりすぎてこの記事を書く前にお茶いれて一息いれました。
買い物でこんなにはしゃいだのは久しぶりな気がする。
……なんかこう、コイツが良すぎたせいで、逆に他のキーボードも気になってくるのが一番困ったところかもしれないですが。
AJAZZ(ATTACKSHARK?)のK86、あれ気になる見た目してるよな……。物欲には終わりがないな……。
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