そういえば7/21から文具館コバヤシさんがオリジナルインクの数量限定販売(オンラインショップ)をやると言っていたなと思い出して、いっそいで写真とってみました。
こちらの刀インク、名前も格好いいしラメが入ってキラッキラで凄くいい色なんですが、私はあまりガラスペン使わないんですよね。
インクの試し書きやちょっと遊びたい時にはガラスペンで書くこともあるんですが、普段は基本、万年筆。
しかし万年筆にラメインクを入れると詰まりそうだし、ラメもあまり出ないし……ということで、あまりラメインク自体、使わないできました。大体がノートに必要なメモを取ったり気になることを書きつけたりという用途が多いので、ラメインク自体があまり目的に向かないということもあるんですが。
しかしこの刀インクは使いたい。なぜなら名前が格好いい。色も綺麗。
しばらくはガラスペンで遊んでいたんですが、「ふでdeまんねんなら出るんじゃないか?」と思い至って入れてみました。
刀インク
大人気の刀インクシリーズ。
静岡にお店があるからか、徳川家にゆかりの刀をモチーフにして作られたシリーズです。
刀剣が好きな人はもちろん、刀剣乱舞とかプレイしたことある人にもお馴染みの名前がズラリ。気に入った色はもちろん、好きな刀のインクを集めるのも楽しいかと思います。
ラメ入りでキラキラ光る綺麗なインク。
ガラスペンで書くとかなりたっぷり目にラメが光ってくれるインクです。同じラメインクでもフェリス・ホイールのインクよりラメが強い気がする。
その中から宗三左文字と獅子王を「ふでdeまんねん」に入れてみました。
結果がこちら。
けっこうキラキラ。
宗三左文字の方がちょっと色がわかりにくかったので、更に頑張ったのがごちら。
キラッキラ。
これだけ見ると「お、いいじゃん!」ってなるんですが、ここまでハッキリとラメの光と色が出るのは万年筆にインクを入れた直後だから。
つまりコンバーターにインクを吸い上げる際、インクにペン先をつけていたので、そのインクとラメがペン先に残っているからだと思います。
試しに何度か使ったりそのまましばらく放置したりして、3ヶ月経ってから使うとこう。
一応、目で見た時は少し光っているかな?という感じなんですが、写真に撮るとほぼラメ感なし。
なんとかラメを捉えようと頑張った図。
獅子王は少しキラキラが分かるものの、元からラメが見えにくい宗三の方はほぼラメなし状態でした。
こうなると「ふでdeまんねん」に入れるのもイマイチ……って気がしますが、そもそもインクを万年筆に入れて三ヶ月放置するほうがどうかしてます。ラメインクを三ヶ月入れっぱなしにして、まだちゃんと書ける「ふでdeまんねん」を讃えるべきなのかもしれない。
ある程度の頻度でラメインクを使い、少なくとも一ヶ月ぐらいでインクを補充する人なら、考えてみる価値はあるのかもしれません。
なお、今まで刀インクを入れてみて一番ラメが長持ちし、キラキラに出たのはツイスビー。
この写真だとわかりにくいんですが、けっこう綺麗に、そして長くラメが出ていました。
しかし、じゃあもう一度入れて写真を撮ってみようとはなかなかならなくて。
何故なら、
こうなるから。
ちょっと洗ったぐらいではラメが落ちない。
ツイスビーは分解して洗浄できますし、組み立てや分解方法を紹介した動画なんかも豊富に出ているので、手間を惜しまないならツイスビーにラメインクを入れる選択肢もありかなと思います。
洗浄後もこのツイスビーを普通に使っていますが、いまのところ不具合はなし。
とはいえ、ふでdeまんねんにせよツイスビーにせよ、ラメ入りインクを入れて使わない方が問題おきないのは間違いありません。やる時はラメインクを入れた万年筆が駄目になるかもしれない、という覚悟の上で。大切な万年筆には入れないようにしましょう。
水見色、石花海(静岡インク)
こちらは刀インクではなく、「静岡インク」というシリーズを普通にカクノに入れて書いたもの。
刀インクといいこちらといい、地元愛を感じる。
水見色
石花海
両方とも、けっこう前に手帳に書いたものを急いで引っ張り出してきました。
まさかこんな風に公開することになるとは思っていなかったので、誤字もそのままですがまあいい。私に誤字はつきものです。
水見色はちょっと染料っぽさのある、ペタリとした質感の青みがある緑。
石花海の方はブルーブラックですが、レッドフラッシュします。
この赤光りが、赤というよりオレンジ味が強いのがこのインクの特徴。
光っているように見えるけど、ラメは入っていません。光の当たり方と角度でフラッシュしているだけ。
角度によってはかなり光る。
このネイビーとオレンジの組み合わせが凄く可愛くて大好きなインクです。光っているところが見たくて、手帳を何度も傾けて眺めていたぐらい好き。
静岡インクは他にも良い色が多くて、特に人気色の「鉄仙」は青とも紫ともいいがたい、なんとも言えない良い色。派手すぎない色で普段遣いできるのも使いやすくていいです。
他、「月季」なんかも他ではあまり見ない色でオススメ。
そして、「ふでdeまんねん」のこと。
そして最後に、「ふでdeまんねん」のことを少し。
「ふでdeまんねん」はセーラーから発売されている万年筆のシリーズ。
ペン先に特色があり、角度によって細い字が書けたり太い字が書けたりする、面白い万年筆です。まるで筆で書いたような字が……となるかどうかは使う人の腕次第だけど、癖はあるものの幅広く使えるスグレモノ。
中に入れたインクが乾きにくく、フローが渋いインクでも書けるのもこの万年筆のいいところ。フェリス・ホイールとかでたまに凄く出にくい色があるんですが、「ふでdeまんねん」なら大抵はなんとかしてくれます。逆にパイロットとかのインクを入れると出が良すぎることもあるんですが。
以前はカートリッジを二つ収納できる細長いヤツか(おそらくインクの消費が激しいため)、紺色のちょっと見た目に気を使いましたというヤツぐらいしか選べなかったものの、今は種類も増えました。
上で使ったプロフィットjrに「ふでdeまんねん」のペン先をつけたものが「ゆらめくインク」とセットで販売中(限定品ではありますが)。
また、夏季になるとシャーベットカラーの可愛い「ふでdeまんねん」もセーラーの公式オンラインショップで販売されます。あれは凄く可愛いので、ぜひ御覧ください。
ペン先の角度は40°(ペン先を寝かせて書く人向け)と50°(ペンを立てて持つ人向け)。
手頃なお値段のものもあるので、インク遊びのお供にどうぞ。
セーラーの「ふでdeまんねん」通販はこちら
今の時期(2024年7/22)は限定のシャーベットカラーあり。
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