パイロットの万年筆、一部価格改定（2024年1/1から）。というわけで今こそ買うぞ！（追記あり）

パイロットの万年筆（というか筆記具）が2024年の１月１日から一部価格改定。価格改定というかまあ値上げされる、ということなので、駆け込みで一本、注文しました。
本当なら店舗で実物を見て手にとって試し書きしたいところですが、この年末にそんな余裕はない。なのでAmazonから注文です。まあ買う予定なのは既に一本持っていて愛用しているエラボー（金属軸）なので大丈夫でしょう。パイロットの万年筆で買った直後から何かおかしい、ということは少なくとも自分は経験したことがないので、信用しています。

エラボーはペン先が柔らかく、「トメ、ハネ、ハライ」が表現できるというのが売りの万年筆。
私の字だとトメだハネだというほど綺麗じゃないのでその点は宝の持ち腐れ感がありますが、柔らかく、書き心地がよく、インクの出もスムーズということで凄く気に入っています。一番普段遣いしている万年筆かもしれません。

軸は樹脂軸と金属軸の二種類。
こう……個人的な好みから申し上げると、パイロットの軸っていうのは良く言えばシンプルでスタンダード、悪く言うと面白みがないというかデザインも色も遊びに欠けたものが多いなあという印象なんですが、エラボーも例に漏れず。ペン先がやや特殊なタイプなので軸までデザイン揃えている余裕はないってことなのかもしれませんが、流行りの色だの目を引くパーツなんぞは特になし。色も樹脂軸に至っては黒か赤の二択。
凄く好きな万年筆なので、もう少しこう……選ばせてほしい、という気持ちはあるんですが。
クリップがストレートなデザインなのはありがたい。カスタムシリーズの雨垂れクリップ、あれが嫌というわけではないんだけど、普通のストレートな形の方が好きなんですよね。エラボーのクリップはストレートな板状ながらも、ややしなったような形でとても好みのデザインです。

写真は樹脂軸赤と、金属軸赤。
注文したペンはまだ届いていませんので、これは以前から持っていて使っているやつです。
ペン先はSF。軟細字というやつですね。とにかくペン先が柔らかくてよくしなるので、力の入れ具合によっては細字より字幅をもたせた字を書くことも出来ます。逆にペン先が柔らかすぎて苦手という人もいると思われるので、最初にエラボーを購入する時は通販ではなく、実店舗で試し書きをするのがオススメ。特に金属軸は手で持った瞬間に違和感を感じるぐらい「重ッ！？」ってなると思うので、必ず実際に持ってみてから買った方がいいと思います。私は他の万年筆は外したキャップをペン軸の後ろにつけて書いていますが、このエラボーの金属軸だけはキャップは外したまま書くことが多いので。それぐらい重さが違う。

とはいえ、もう価格改定が間近に迫っていますのでね……。
樹脂軸の方なら、思い切って値上がり前に通販で買ってしまうのもアリかなと思います、はい。
それぐらい使い心地の良い万年筆なので。

あのペン先の柔らかさを楽しむならFぐらいから……と思い、前回はお店で試し書きをさせてもらった上でF（細字）を購入したのですが、今回はEF（極細）にしてみました。
Fは二本あるからというのもありますが、手帳に書く時にはやはりEFがあると便利なので。個人的な感想ですが、エラボーはペン先の柔らかさからか私の筆圧からか、やや太めの線になる気もしますし。

ということで、金属軸の方の茶色、ペン先はSEFを購入。
ああ、届くのが楽しみだ。インクは何を入れようか、今からソワソワして落ち着きません。

……って、昼に記事を書いていたらですね。
注文したその日の夜、というかついさっき、届きました。

え、早くない！？
到着予定日は明日じゃなかったっけ！？

いや、凄く楽しみにしていたから早い分にはいいんだけど、嬉しいけど、でも早くない！？
午前中に注文して午後だよ！？
この年の瀬の忙しい時期に、配送業者の人、大丈夫です！？
無理しすぎてませんこれ！？

えー、というわけで、まだどのインクを入れるか決めていないんですけど、とにかく届きました。ありがとうお店の人、ありがとう配送の人。
予想通り、いや予想以上のいいブラウン。ずしりとした重みは相変わらず。
コンバーターが付属していると思いこんでいたんですがそんなことはなかったので（カートリッジはついていた）、予備のコンバーターがあってよかった。こういうことがあるからコンバーターは余分に用意しておかなくちゃいけませんね。