再び「ヤツ」と向き合うべき時がきた。そう、お前のことだよトラベラーズノート

かつて、「やっぱトラベラーズノートって超カッコいいから使いこなしたい!」と思い、改造を試みたワタクシ
結果として、確かに使いやすくなりました。連結バンド使っていた時よりも、明らかに良い。
クラフトファイル方式を採用したことで、場合によってはトラベラーズノートからの離脱も用意になり、利便性は増しました。
しかし、このやり方にもちょっとした問題があって。

そう。

トラベラーズノートからの離脱が容易になった。

するとどうなるかというと、

「あれ? これトラベラーズノートに挟まない方が面倒なくない?」

ってなるわけですよ。

何しろカクリエはカクリエ単体で完成されているわけで、専用のカバーも販売されているし、これをトラベラーズノートに挟む利点は何かというと、「カッコいい」ぐらいしかないわけで。

いや、他のリフィルと同時に使っていれば「様々なタイプのリフィルをひとまとめにしておける」という利点が発生するわけなんだけど、私はカクリエを単体で使用していたわけですね。
そうすると、トラベラーズノートがただの「カッコいいカバー」でしかなくて。

ジッパーやカードファイルも実装することで、この「カッコいいけど実は面倒かもしれないカバー」問題はやや和らいだのですが、なんかこう……それもカクリエのカバーである程度は間に合うっていうか……。

ちょっと納得いかない感がずっと胸でモヤモヤしていて、実際に使うときはトラベラーズノートから分離させていることも多く、しかしやはりトラベラーズノートは使いたい……と悩んだ末、考えついた解決法がコレ。

「来年はカクリエ+トラベラーズノートのリフィルを試そう」

他リフィルを同時実装することで、無理にでもトラベラーズノートを使う利点を持たせる方式です。というか、普通はそうやって使うものだ、という気もする。

なので、まずはウィークリー手帳をトラベラーズノートにして、それと手持ちのフリーデイリーをカクリエと併用することで様子を見ようかな、と今年の脳内手帳会議で決したわけです。

そしてその前に、より使いやすくする改造を試みることにしました。

トラベラーズノートの背中のアイツ

ゴム紐2本式を導入して、使いやすさはかなり改善されました。
しかしこの手帳を使い始めてから、ずっと気になっていたことが一つ。

そう、背中にチョコンとついている、あの金具。

コレ。

いやこれ、カッコいいのよ。トラベラーズノートの顔とも言うべきパーツだし、この小さい金具がいい感じの無骨さをプラスしてくれている気もするし、なんなら「この金具がなかったらただの皮カバーじゃない?」っていう気すらする。

なので「ちょっと邪魔だなあ」と思いながらも我慢して使っていたんだけど、やっぱり邪魔。
邪魔すぎる。

なので外すことにしました。

使った道具は、ペンチみたいなヤツとマイナスのドライバー。自分の工具箱を漁って使えそうなやつを引っ張り出して来ました。
私のやり方はコチラの動画を参考にさせていただきつつ、特別な知識もなく勢いでやっている我流ですので、パーツの扱いについては公式を参考にするか、リンク先の画像や他のトラベラーズノート改造記事などを参考にしてください。

私はね、VAPEやってるおかげで、こういう細かい工具はわりと揃っているんですよね。

パーツの口が開いていない部分をペンチで掴みつつ、口が開いている部分にマイナスドライバーを差し込み、ぐっとひねるようにして開く。
別にガッツリ開かなくて、ちょっと開けばなんとかゴムを引っ張り出すことはできます。
開いたパーツは大きく破損していなければ再利用も可能ですが、まあ壊してしまって使えなくなる前提でやった方が心の負担は少ないかと思います、はい。

マイナスドライバーでこじ開けた隙間からゴム紐と栞を引っ張り出すわけですが、私はこれがなかなかできなくて、先端が真っ直ぐなタイプの先が細いピンセットを利用しました。まあピンセットがなくてもクリップの先を伸ばして引っ張り出すとかできると思います、たぶん。

外れました。

後はゴム紐2本使いのときと同じやり方で、ゴムを内側で結んでおくだけ。

できました。
これで背中の金具がなくなり、スッキリ。
ちょっと寂しくなってしまいましたけどね。

レザータグを使いたい

そして今回はもう一つ。
トラベラーズノートをおしゃれに彩るパーツとして、チャームに並んで使われているような気もする、レザータグ。

あれ、カッコいいなあと思っていたんですけど、オンラインショップで売ってないんですよね。
実店舗でなにかの記念でプレゼントされたり、オンラインショップでも手帳のセットを買うと先着でもらえたりするものらしいんですが、まあだいたいすぐなくなるわけよ。気づいた時には終わっている。そして実店舗とかそう気軽にいけるわけでもないわけよ。

もう普通に売ってくれないかなあ、これ。

今回、なんとかしてコレを使えないだろうかと考えたのは、見た目が凄くカッコいいっていうのはもちろんあるんですけど、それ以上にずっと心に引っかかっていたんですよね。
トラベラーズノートが勝手に開かないように止めてくれているゴムバンド、あれ伸びてしまったら取り替えられるし便利ではあるんだけど、中央のゴムが当たる部分がこう……微妙に凹むというか、傷になるのが。

お前のトラベラーズノートなんかすでに表面傷だらけなのに、そんな細かいトコロを気にする意味があるのかよって言われたらその通りなんですけど、でもちょっと気になる。あの部分にレザータグみたいなものをつけられたら、革に与えるダメージがいくらか緩和されるのでは?と思いまして。

とはいえ、売ってないものは売ってないので仕方ない。
となれば、自分で作るしかない。

いきなりちゃんとした材料を揃えてチャレンジしても、私の不器用さだとちゃんとできるかどうかもわかりませんので、できるだけすでにある道具と安い材料でまずは試作してみよう。というわけで、こういう時は100均ですわ。

ダイソーに革の端切れが売っていたような気がするんですが、近所の店舗には置いていなかったので、少し足を伸ばしてセリアへ。
セリアは手芸コーナーが充実していて、こういう時には頼りになる。今回も薄めのフェイクレザーが売っていたので、とりあえずそれで試してみることにしました。まあ……トラベラーズノートの革とはかなり質感違いますし、薄手とういよりペラッペラなんですけど、試作品だしとりあえずはこれで。

手帳用のテンプレートに楕円形のものがあったので、それで形を決めて普通にハサミでカット。
で、穴を開けてゴム紐を通すわけですが、穴はまあ適当に何かで刺してちょっと広げてもなんとかなりそうではあるんですが、綺麗な穴を開けたければ道具を使った方が良いと思います。
セリアに穴あけポンチも売っていますので、一緒に買うと便利。ただ、こちらは上から何かで(ハンマーとかで)叩く必要があります。
私は穴あけ用の道具があったのでそれを使いましたが、他に使う予定がないならセリアのやつで充分かと。

これでタグ(予定)の革の二箇所に穴を開け、ゴム紐を通し、トラベラーズノートの穴に通して戻すだけ。簡単。
ついでに、前回で諦めきれなかったチャームも通してみることにしました。

フム。

わりと良い、のでは?

いや革がペラッペラすぎるので、他の素材で作り直すつもりではあるのですが、この方法で悪くはないのでは?
目的の「ゴムが当たる部分の革が傷みそうでイヤ」という問題はクリアできている、ような?
チャームも前回よりはだいぶ? マシな? ような?

いや本当、素材がペラッペラすぎて見栄えはアレなんですが、そこはまあ材料を変えて作り直すとして、良さそうな革をゆっくり探すことにして、しばらくはこのまま使っていようかな。裏にフェルトを貼るとかしてみてもいいかもしれない。

 

今までずっと気になっていた問題が二つとも解決して、手間がかからないわりには満足度の高い改造になりました。
今度こそ、今度こそこのトラベラーズノートを使いこなすぞ……!

 

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