遠回りして再び(私の中で)脚光を浴びたロジクールの黄色いヤツ

Logicoolのタイプライターみたいなキーボード

家電店で見かけて一目惚れして、一目惚れしたのに数日迷って購入したこのキーボード。
Logicool(ロジクール)のPOP KEYS K730。
色はイエロー、グレージュ、パープル、ローズと四色展開。私が購入したのはイエローです。黄色と黒のコントラストがパキッとしていて可愛い、まさにPOPって感じの色使い。

実は購入したのは二年ぐらい前で、そのあと少しだけいじってあまり使わなくなっていたキーボードでした。
一応OSは対応している筈なんだけど、コイツを使いたかったMacだとやたらBluetooth接続が切れたり繋がりにくかったり。接続方法もいまいちわかりにくくて、旧Macの使用頻度が落ちたこともあっていつの間にか使わなくなっていたんですね。

キーボード自体に結構厚みがある+丸いキーの独特の使用感に慣れないということもあって、すっかりデスクの上のインテリアと化していたコイツ。
最近になってPC周りを整理した折、「いやー、でも見た目は凄く好きだしもったいないな」と思い、新しい方のMacに接続して使ってみたところ、なんかすんなり接続できるんだけど? むしろペアリングしたか? というぐらいすぐ接続できて、途切れたりもしない。反応が遅いということもない。

で、「あれ? これは使えるのでは?」と思い直し、再びしばらく弄り回したところ、キーの感触にもだいぶ慣れてきた。
パームレストなんて洒落たものはなかったので、タオルを適当に折って手首の下に入れてみたところ、高さが丁度良くなってグッと打ちやすく&疲れにくくなりました。

最初は違和感があったキーの感触も、慣れてくるとむしろこちらの方がやりやすい。キーを押している感がしっかりあるので使いやすく、誤打も減った気がします。カタカタカタ……という音も気持ち良い。
丸キーはやはり使い心地が独特で、たまに隙間に指が落ちる感覚があり、こればかりは普通の四角いキーの方が使いやすいだろうなとは思うんですが。でもこの形だから可愛いんだよなこのキーボードは。

すっかり気に入って今は普段遣いしているので、ちょっとこの帰ってきた相棒の話をさせていただきたいと思います。
もうだいぶ前に出たキーボードなので、今更って気はするが、私にとっては今が旬なんだよ。

私は別にキーボードに詳しいわけはないので、感触がどうとか軸がどうとかいうような専門的な話は詳しい方の記事を参考にしてください。

Logicool(ロジクール)のPOP KEYSの特徴

見た目が既に特徴的なキーボードですが、機能や使い勝手の面に目を向けると、まずテンキーレスの無線特化メカニカルキーボードとなります。テンキーがなくてみっちりキーが配置されたコンパクトなサイズ。右端に一列、顔文字キーが置かれているのが最大の特徴かもしれません。

接続は無線特化。Bluetoothと付属のレシーバーを使う方法がありますが、有線は対応していません。
単三電池2本で動き、充電などはナシ。徹底してコード類は使わないという心意気です。

個人的に良いと思ったところ、ここはイマイチ……というところを挙げてみました。

POP KEYSの良いところ

1:日本語配列
2:Windows、Mac、iOS、Androidなどに対応
3:独自のソフトウェアでキーボード設定が可能
4:技適マークあり

一つずつ見てみましょう。

1:日本語配列

そのまま。キー配列が日本語配列。
もちろん「かな」キーも「英数」キーもしっかり存在していて、実家に帰ったような安心感です。
やはり慣れたものが使いやすい。

当然、英語配列のキーボードに慣れている人にとってはデメリットになるかと思いますので、購入前にはご注意を。
あとキーにはアルファベットと一緒にかなもプリントされているので、あれが嫌な人も悩みどころだと思います。

2:Windows、Mac、IOS、Androidなどに対応

多様なOSで使用可能。MacOS14.4.1とiphoneseで試しに使ってみて動作に問題なし。
単にMacで使えるというだけではなく、

キーもちゃんとMac対応。僕らのPOP KEYSはMacを見捨てない。
Mac対応と言ってもキーはWindows仕様のキーボードが多い中、この違いはけっこう嬉しい。

そしてそれ以上に嬉しいのが、次で挙げるソフトウェアもMac対応な点。WindowsとMac対応と言いつつソフトウェアはWindowsだけというキーボードがけっこうあって、買う前に調べてみてガッカリすることも多いですからね。ありがとうロジクール。

3:独自のソフトウェアでキーボード設定が可能

ロジクールの公式サイトから「サポート」→「ソフトウェア」でキー設定などが可能な独自ソフトウェアをDL可能。Macでも使えます。
ただしソフトウェアは英語で日本語なし。
私はあまり変更するところもなかったのですが、とりあえず使ってみたかったので右列の顔文字のところにコピー&ペーストを設定してみました。

ただし絵文字機能やカスタマイズはWindowsやMacのみで、iPadなどでは使えないようなので注意。

4:技適マークあり

本体裏に技適のマークを確認。
まあ無線特化で日本語配列なんだからないと困るよなという話ではあるんですが。

 

上記の点以外でも、人によって好みは分かれますが、電池で動いてくれるのは個人的にはありがたい。有線で動くなら充電式でもいいんですが、無線特化だと充電切れて使えねえってなりますからね。お前だよiMacのマウス。
あと私は顔文字ほとんど使わないので宝の持ち腐れなんですが、右列のキーで顔文字出せる機能は人によっては便利なのかも。

こちらも私はあまり使ってないんですが、交換用のキーキャップがいくつか付属していて、自分好みにカスタマイズできるのもちょっとお得な感じです。

あと当たり前といえばそうかもしれませんが、電源スイッチがサイドにあることですかね。
これたまに裏面にスイッチあるキーボードが存在するんですが、あれを設計した人はなぜそうしたんだろう。設計上しかたなかったのかもしれませんが、電源ON/OFFのたびにキーボード引っくり返すっておかしいだろと。

 

逆にここはイマイチだなと感じたのは、

1:有線では使えない
2:キーの形が独特で慣れるまで時間がかかりそう
3:隙間にホコリが入りやすい
3:光らない

これぐらいですかね。

1:有線では使えない

私はテキストを打つ用途が多いのであまり不便は感じないんですが、ゲームで利用する人だと接続が安定している有線の方が……という話も聞くので。まあこの丸キーのキーボードをゲーム目的で買う人は少ないような気もするんですが。
あと電池が切れたらどうしようもないので、単三電池は常にストックしておくべき。

2:キーの形が独特で慣れるまで時間がかかりそう

このタイプライターのような丸いキー。可愛いけどなかなか慣れない。
レビューを見るとこの丸型こそが使いやすいという人もいるので、完全に個人の好みの問題だとは思うんですが。丸い上にメカニカルなので、

これ。この隙間に指が入り隣のキーに触れてしまう。
慣れてきたらだいぶ改善してきて、ミスタイプ連発ってほどではなくなりましたが。最初はかなり戸惑いました。

3:隙間にホコリが入りやすい

キーボードならどれでも多かれ少なかれ侵入するホコリとの戦いではあるんですが、コイツは形状からして特にキーとキーの隙間にホコリが入りやすい。明らかに丸と丸の間に大きな隙間があるわけですからね。
かといって形状からしてキーボードカバーというのも難しいので、使用しない時は布をかぶせておくなどの対策が必要になるかと。Amazonではこれ専用っぽいケースも販売されていました。携帯するにも便利そうなケースなので、このキーボードを持ち歩く予定なら購入を考えてもいいかも。

そしていかに対策しようがやはりホコリは溜まるものなので、100均で売っているブロワーやデスク用の小さなブラシが大活躍です。

ダイソーで見つけて衝動買いして、引き出しに突っ込まれていたコイツが活躍する時は今!

猫型のブラシ。
……まあ、「わー、ねこチャンかわい~」と極限まで猫に削られたIQで衝動買いしたんですが。
使わない時はブラシを引っ込めておけるのが地味に便利。

うなれ私のネコ!
その鋭い爪でホコリをかきだせ!

4:光らない

バックライト機能はないので光りません。この丸いキーでバックライトがついていたら、隙間から光がもれまくって眩しくてしかたないだろうけども。
私はキーボードが光らなくても別に構わないんですが、メカニカルキーボードだと光ってなんぼみたいな、求婚中の蛍ぐらい光るのが当然みたいな雰囲気なので一応。

 

使ってみて私が気になったのはこれぐらいですかね。
一番の強敵はこの使用感になれるかどうかかもしれません。

個人的にはテンキーがついているキーボードが好きなんですが、まあそれは完全に好みの問題というか、わかっていて買っただろうという部分なので。

後はこのタイプライターっぽい見た目から想像できるとは思いますが、それなりに煩いです。
このカタカタカタカタ……という音、使っている本人は気持ちよくても周囲の人にとってはただの騒音でしょうから、職場での利用を考えている人は止めた方がいいかと。私が隣の席でこれを使われたら苛つくと思う。

使っていて楽しいキーボード

色々書きましたが、そして二年ほどほぼ放置しておいてなんですが、使い慣れると楽しいキーボードです。このカタカタが凄く気持ちいい。特に目的がなくてもキーを叩いていたくなる。

ソフトウェアが公式サイトからすぐに探せるのも地味に良いところ。これがリンク切れだったりDLしても起動しなかったりそもそも見つからなくて探し回ったりした経験がある人も多いんじゃないでしょうか。そのあたりは流石に安心のロジクール。

液晶がついていたり凄い機能があったりってわけじゃなく、そのわりにそこそこのお値段でもありますが、この見た目が気に入ったなら大いに買う価値アリだと思います。見た目はやはり大事。デスクに向かった時にコイツがいてくれるとテンションが上がる。キーボードって(私は)デスクに出しっぱなしだし、それなりに大きさがあって目立つわけで、どうせなら見た目も気に入ったヤツを使いたい。

購入して二年、今になって使いまくって大満足なキーボードなんですが。
これの満足度が高いだけに、「……もう一つぐらい、キーボード試してみたいな」という欲が湧いてきました。英語配列のやつもためしてみたいし、テンキーついているメカニカルが欲しいってのもあるんだよな……。
あと液晶とノブがついているやつ。特にノブ。あれのレトロな感じがたまらなくそそる。私は形から入りたい人なんだ。

そんなわけで今、Amazonであれこれキーボード眺めたりしています。

いや本当、こいつには大満足なんだけど。なんだけども。

Amazonでの購入はこちら。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です